「その他の費用」の裏側
前章では「月謝」についてでしたが、塾や家庭教師etcでかかる費用は勿論、月謝だけではありません。
他に必要な費用の「裏側」について、解説していきます。
【教材・テスト費用の裏側】
すぐ思いつくのが「教材・テスト費用」ですね。
この費用も不明瞭な部分が結構、多いです。
塾で配布するテキストをくまなく探しても、ほとんど値段が書いてないと思います。
実際に塾で生徒に配布する教材は「教材会社」から仕入れたモノか、その塾で製作したオリジナル教材がほとんど、書店で販売されているような参考書や問題集は使用されることは基本的にありません。
なぜか? 検討がつくと思いますが、この教材が「稼ぎドコロ」の1つなので価格が明記されていると教材費から儲けが取れないからです。
教材を配布する時に明細や教室へ提出する受領証があっても、「教材名」は書かれていても「価格」が明記されていないのは、その為です。 費用を計算されるとクレームになりますからね(笑)。
あとテスト費用というのがありますが、これも費用の算出方法が不透明な費用です。
普段の授業時間で行われる塾内テストの場合、授業時間で行われるワケですから、コストは「紙」と「印刷代」、テスト結果を郵送する場合の「封筒代」と「郵送代」くらいなものです。
授業外(日曜日)等に行われる場合は人件費がかかりそうですが、塾の多くは休日出勤手当etcは出さずに代休を取れーというパターンですので人件費は無いものと思っていいでしょう。
例外としてアルバイト講師を呼んで試験監督や採点する場合は人件費が発生しますが、試験監督の場合は授業料の時給ではなく事務のアルバイトと同じ給与計算なので、生徒1人あたりに換算しても、そんなに大きいものではありません。
業者テストを使用すると、その分、高くなりますが私がいた塾でも業者テストは年に3回。
テスト結果の帳票を作成する人件費を入れても、テスト費用の実費は1人1年間で1万円〜1万数千円位ではないでしょうか?
それを数万円も上乗せしている塾はザラです。
さらに巧妙な事に、教材とテスト費を分けないで、「教材・テスト費用」と合算して請求しますので、ますます明細が分かりにくくなっています。
一般的に「教材費」や「テスト費」は実費ではないか?というイメージがありますが、塾サイドにとっては稼ぎ頭となっています。
塾とはいえ、営利企業ですから利益を追求することは問題ありませんが、もう少し消費者サイドにとって明朗な形で請求すべきかと思います。
あまりにも不明朗ならば、明細を出してもらい、ツッコムべきところはツッコミを入れましょう。
塾側が売り上げを伸ばそうと考えた場合、まず目を向けるのが「教材・テスト費用」ですから…。
(月謝の値上げはj簡単にできませんよね…笑)
【入塾金(入会金)について】
どこの塾でも入会する時に入塾金が必要になります。
入塾金(入会金)の意味としては「ここの生徒として認めますよー」という称号を得る為に納めるお金のようなものです。
後は気持ち程度に通信物が送られてくるくらいでしょうか。
この入塾金の額はハッキリ言って、塾サイドの言い値です。
あまりにも高額過ぎると生徒が来てくれない、かと言って「入塾金」は少しでも多く頂きたいetcの思惑で、「コレくらいだったら、しょうがないか」と保護者に思わせる額を設定していると考えてよさそうです。
入会金も塾によって様々ですので、事前に要チェックです。
【光熱費について】
個人的に塾で光熱費を請求してくるというのはチョット…という感じです。
数百円程度ならまだしも、週に数回の通塾で月に数千円とかを請求してくるのはボッタくりかなーと。
もし、そういう塾があったらガメツイ塾と思っていいですね。
【更新料について】
更新料を請求する塾があるかどうか私は見たことありませんが、更新料を請求する塾があったらお金にエグイ塾って思って良いです。
賃貸住宅の更新料は慣習という流れで存在していて、世間一般的にも普通のモノとして捉えていると思いますが、塾で1年毎に更新etcというのは理解に苦しみます。
新規データベースの作成etcの名目で数百円程度が必要ならば分かりますが万単位だとオイオイという感じです。
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