大手塾が良い?
総合的に見ると、大手塾が良いと言えます。
個人経営の塾が全く×という意味ではありませんが、やはり大手の資本力には敵わないのが大きな理由です。
特に大手が強いのは広い意味での【情報力】の一言と言っていいでしょう。
ざっと思いつくだけでも具体例として次の部分が強いかと思います。
[1] 定期試験過去問題のストック(教室数が多いほど、他中学の問題も含めて多くの実戦形式の問題が手に入る)。
[2] 生徒数が多いので、定期試験のポイント情報や試験後の平均点の情報etc。
[3] 学校の先生の移動情報(着任の先生が、元々は何中学にいたか等の情報→[1]の内容と共に重要な情報です。ヒドイ先生だと前の中学で使用したテスト問題をそのまま新しい学校でも使っている事があります)
[4] 進路に関する情報(各教室の先生が近くの私立高の説明会へ行き、合格の確約がもらえる内申点や条件等の情報を入手→本部が集計して各教室へバックする等、精度が高いデータが集める事ができたり、卒業した生徒のデータを集計して今年度受験の合否読み:どの位の点数で合格できそうかetcの経験やカンに頼らない進路指導を可能としています。)
[5] 教材が多種多様にある。先生同士でパソコン上で情報を共有して様々な教材をストックしている。
[6] テスト結果についても生徒数が多い事から、自分の位置や実力を把握しやすい。
[7] 別の意味の情報になりますが、研修制度がしっかりしていてベテラン先生から新人先生へノウハウが伝えられている。
他にも探せばあると思いますが、すぐに思いつくのは前述のようなところです。
話を戻すと、トータル的には大手塾が無難ですが、あくまで一般論であり、何もかも当てはまるということではありません。
また個人経営塾も大手学習塾以上に頑張っている所もあるでしょう。
「基本的」に大手学習塾が有利かもしれませんが、実際の良し悪しを決めるのは現場にいる講師やスタッフです。
特に「教える事や生徒の成長を願う情熱」という部分に大手も個人塾も差はありませんので、どの塾が良いか?という結論は、口コミをキャッチする「耳」と、実際の現場を見て判断する「目」を使う事が要求されます。
口コミは友人やネットワークを作ってくれとしか言えませんが、良い塾かイケてない塾かを見抜く部分は誰でもできますので、次章のチェックポイントを参考にして下さい。
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